庭の管理

多種多様な植物が生きる庭は、日々のお手入れだけでなく、年に数回はこまめにプロの手によるお手入れも必要。
お庭のお手入れには年間を通して、その時期に適した作業があります。

年に1回・または数年に1回伸びた庭木をすべてバッサリと剪定すれば確かにお庭はスッキリするでしょう。
しかし毎回強剪定で手入れをしていれば、反動でその後の枝の伸びも大きくなり樹木への負担も大きくなります。
時期が悪ければ切り口から枯れこんだり、花の咲きも少なくなってしまいます。

花を楽しむには日当たりなどの影響もありますが、やはり樹種ごとの適した時期に剪定を行うことで、お庭をキレイな状態で長く保つことができます。
藤吉造園では、年間を通じたお庭のお手入れから、お花の植え替え、草刈り、害虫防除といったガーデニングにおけるスポットでのメンテナンスも承っております。

▼こんなお庭の管理を行っております。

庭木の剪定 ⇒

お庭の草刈り ⇒

定期的なお手入れのススメ

【1月~2月】

樹木は「休眠期」といい成長を休んでいる時期ですが、お庭には大切な時期。
この時期に大切なのは、寒肥(かんごえ、かんぴ、とも言う)で、庭木に肥料を与える作業です。
冬の低温期には、根の養分吸収はほとんど行われていないのですが、この時期でしたら根を痛めることが少なく、深く土を耕し通気性も改善しながら有機肥料をすきこみ、施肥をすることが可能。
この肥料は、春の生育期までに土の中で吸収されやすい形に分解され、植物の春の芽吹きの時期に必要な養分となります。

【3月~4月】

芽吹きの季節を迎え、花木の開花も始まります。
気温の上昇に伴い病気や害虫の活動も活発になってくるので、アブラムシや毛虫等から大事な新芽を守るため薬剤散布の作業を行います。
新芽・若葉はまだ柔らかく、病害虫の被害を受けやすいので、この時期の薬剤散布により被害を抑制。
雑草もどんどん伸び始める時期。
草刈りや手引き除草、防草シートや砂利敷きなどの雑草処理も随時行なっています。

【5月~6月】

若葉が美しく花の多い季節。
6月には梅雨に入り気温とともに湿度も上がってきます。
若葉が美しく花も楽しめるお庭にとって楽しい季節ですが、気温も上昇し6月に入り入梅の季節を迎えるころには湿度も高くなり病気・害虫の被害に気を付けなければいけません。
消毒作業により殺虫剤・殺菌剤を散布し、高温多湿の時期からお庭を守ります。
枝抜き・枝透かし剪定により風通しを良くすることも病害虫を抑えるには必要です。

【7月~8月】

気温も上がり真夏を迎える頃には樹木にとっても過酷。
水やりも特に大事な季節です。
水道代が気になる方には、雨水を溜める雨水貯留タンクを設置し、水撒きに利用することもできます。
高温で乾燥するこの季節は毛虫類のほか、ハダニやグンバイムシなど、吸汁性の害虫の被害も……。
引き続き消毒により病害虫の発生を抑えます。

【9月~10月】

まだ残暑は厳しく高温乾燥により庭木も樹勢が落ちています。
秋が近づくにつれ、樹木の生育も低下していきます。
9月のまだ気温も高く乾燥している時期は、まだ病害虫の被害もありますので、引き続き夏季の消毒を順次行っています。
10月から秋になると夏の暑さで樹勢も衰えているので、ご希望のお客様には活力剤により樹勢回復の処置も施します。

【11月~12月】

紅葉の美しい時期から落葉を迎え、1年の締めくくりとしてお庭のお手入れをしましょう。
芝生などはは成長も止まり色も褪せてきます。
芝刈りの手入れはなくなりますが、冬の間もサッチ(刈り芝や冬枯れした葉などが堆積して層を成したもの)の除去などの手入れも、来年の芽吹きに向け大事な作業です。

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